たまに子供にヘルメットを被らせないで自転車のチャイルドシートに乗せてる人を見かけます。
ダメですよ。
平成20年6月1日の道路交通法改正で、以下のように定められています。
児童、幼児の保護者は、 児童、幼児を自転車に乗車させるときは乗車用ヘルメットを被らせるよう努めなければなりません。
(改正道交法第63条の10)
努力義務なので罰則はないそうですが、子供の安全を考えるならヘルメットを着用させるのは当然です。
…と書いておきながら、実は我が家も子供乗せ自転車を買ってから少しの間、ヘルメット無しで子供を自転車に乗せてた時期がありました。
なぜなら、最初のヘルメット選びに失敗して買い換えるまでに空白期間ができてしまったからです。
そういったこともあり、自分の失敗も踏まえつつ子供のヘルメットを選ぶポイントを整理してみました。
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安全基準を満たしているか
安全基準規格に適合しているか。これ、重要です。
ハリボテみたいなヘルメットでは万が一のときに子供の大事な頭を守れません。
ちゃんとSG基準に適合したものを選びましょう。Sの字(SGマーク)が目印です。
また、SGマークがない場合でも、CE、TÜV、ULといったヨーロッパやアメリカの安全基準をクリアしているヘルメットもあります。
日本にくらべ欧米の方が厳しい基準となっているそうですよ。
適正なサイズを選ぶ
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きちんと頭囲にあわせたサイズを選ぶこと。
当たり前ですが、これも重要です。
ヘルメットのサイズはメーカーにもよりますが、だいたいSかM。
- S:1歳~3歳(頭囲48cm~52cm)
- M:3歳~6歳(頭囲52cm~56cm)
というのが目安とされています。
でも「2歳だからSを買おう」なんて決めないでください。
もしかしたら、あなたの子供の頭は平均よりも大きいかもしれません!(あくまで可能性の話です)
ですので面倒くさがらずちゃんと頭囲を測りましょう。
それから「もうすぐ3歳だし長く使えるからMを買っちゃおう!」という考えも止めましょう。
サイズが大きいと着用時にヘルメットが安定しないため、危険です。
ちゃんと今の頭のサイズに合うものを買いましょう。
洋服なら先を見据えて大きいサイズを買うのも良いと思いますが、ヘルメットは命を守るもの。
成長してヘルメットが小さくなったら、買い換えればいいだけです。
頭にジャストフィットするか
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必ず試着して、頭にしっかりフィットするか確認しましょう。これ、とても重要です。
ヘルメットもメーカーによって、さらには商品によって多少の形状の違いがあります。
サイズがあってるからといって、実際に被らせてみないと子供の頭にフィットするか分かりません。
子供用ヘルメットは後部にサイズ調整用のダイヤルが付いてることも多いですが、それで調整できるのは主に前後の幅。
横幅は調整できないので、頭囲の確認だけでは不充分なんですね。
「ネットショップでインポート物のカッコいいヘルメットを見つけたよ。ヨーロッパの安全基準も満たしてるから安心だ。」
と思って購入しても、実際に被らせてみたらサイズは合っているはずなのに「どうも頭にフィットしない」ということもあります。
特に海外の安全基準に適合した商品の場合、ヘルメット自体が外国人の頭の形状に合わせた作りになっている可能性もあります。
安く買うためにネット通販を利用するのも良いと思いますが、その場合でも、同じヘルメットを持ってる知り合いを見つけて被らせてもらう、商品を置いてる店舗で試着させてもらう等した方が絶対にいいです。
[AdSense-1]まとめ
冒頭でも書きましたが、我が家はヘルメット選びに失敗し結局は買い換えることになりました。
失敗の原因は、試着をしないで買ってしまったからです。
頭囲をきちんと測ったうえでSサイズを買ったんですが、実際に被らせてみたらフィットせず、すぐに後ろにずれてしまう状態でした。
もう、朝方見かける原付に乗る新聞配達のおっちゃん状態。
その状態では首にあご紐がかかり危険なので、実際に店頭で試着してフィットするヘルメットに買い替えた訳ですが、それ以降はヘルメットがずり落ちてしまうことは無くなりました。
我が家のような失敗をしないよう、これから購入を検討している人はぜひ店頭で子供に試着させてみてくださいね。
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