娘が1歳になったので餅を買いました。
熨斗にはお誕生餅と書いてありますが、いわゆる一升餅です。
一升餅とは何かというと、
子供の満一歳のお祝いのときに用いられる。「一升」と「一生」を掛けて一生食べ物に困らないようにという意味が込められている。また、丸いことから「一生丸く長生き出来るように」と願いを込めたものともいう。
via: 一升餅 – Wikipedia
というもので、「一生丸く長生き出来るように」の丸くという部分はちょっと何言ってるのか分かりませんが、なにはともあれ子供の1歳を祝うためのものです。
購入する店にも依ると思いますが、名前も入れてもらえます。
(マル秘のところが名前です)
買ったのは2個1セットのタイプで、1セットで一升です。ちなみに一升は約2kgなので、1個あたり約1kgですね。
一升餅を背負わせる意味
で、この餅をどうするかというと、最終的には食べます。
ですがその前に、
一升餅を子供に背負わせるというこの行事のメインイベントがあります。
なぜ背負わせる必要があるのか。子供と呼ぶよりも赤ちゃんと呼ぶ方が相応しい1歳児に、2kg近くある餅を背負わせる意味とは何なのか。
その辺り良く分かりませんけれど、行事や習わしというものは大体そういうものですね。意味や理由を求めてはいけません。求めれば取って付けたような答えが返ってくるだけです。
一応またwikiから引用すると、
この一升餅を「背負餅(しょいもち、せおいもち)」と呼び、寿の文字や子供の名前を書いた一升餅を1歳の子供に風呂敷や餅袋等で背負わせ、子供が背負い立てない姿、転ぶ姿を将来への夢や希望の願いを込めて見守る行事がある。一生の重みを感じさせると言う意味合いで、立って歩いてしまう子供の場合、わざと転ばせることもある。地域や家庭により「立ち餅」「立ったら餅」「転ばせ餅」「転ばし餅」「転び餅」とも呼ばれる。
via: 一升餅 – Wikipedia
とありますが、ずいぶんとサドスティックな行事だということが分かります。一升餅を背負わせて転ばせたところで1歳の子供が人生の重みを感じるとはとても思えません。
一升餅を背負わされて大泣きした息子
ちょい批判的なことを書いてしまいましたが、実は息子が1歳になったときも買ってます、一升餅。風呂敷に入れた餅を背負わされて一歩も動けず大泣きし、そのあとゲ□を吐いて当時大騒ぎになったことは(今となっては)懐かしい思い出です。
この件でトラウマになることなく、今年の正月もお雑煮に入った餅をおいしいおいしい言いながら食べてくれたのがせめてもの救いです。
娘は餅を掴んで仁王立ち
話を娘に戻しましょう。
うちの娘、ビッグサイズです。生まれたときの体重も息子が生まれたときのそれと較べて2割増しでしたし、出産した病院でも巨大な赤ちゃんが生まれたと話題になったくらい。
さらに、寝返りもズリ這いも掴まり立ちも息子のときにくらべて早く出来るようになりましたし、娘なら一升餅を背負って楽々とハイハイくらい出来るんじゃないかと思っていました。
そして案の定、
余裕でハイハイしてます。
さらには一升餅を両手で掴んで立ち上がりシャッターチャンスを演出する気の利きよう。
同じ親から生まれてきた子供でも成長の早さは違うものですね。一般的に女の子は成長が早いと言われてますが本当のようです。(もちろん個人差はあると思います)
一升餅の食べ方は?
メインイベントは幸いなことにサドスティックな展開とはならず、後は用が済んだ一升餅を食べるだけ。といっても約2kg。当たり前ですがとても1日では食べられません。
「サトウの切り餅」のようには日持ちしないので、小分けにして冷凍保存が基本らしいです。妻がテキパキと作業してくれました。
ただ、冷凍保存でも4ヶ月程度が目安らしいので、それまで定期的に餅料理が食卓に並ぶことになります。そういえば息子の一升餅のあと、週一で磯辺焼きがご飯のおかずとして夕食にでてきたことを思い出します。ご飯のおかずに餅って。
ということで、今回は前もって妻にこれを伝えておきました。
楽天レシピ の餅レシピ。
餅料理なんてお汁粉か雑煮か磯辺焼きか力うどんくらいしか思いつきませんでしたが、みんな良く考えますね。餅で17,310レシピってどんなけやねん。
ということで、年始の帰省時に実家から持たされた切り餅と娘の一升餅と、しばらく我が家は餅三昧が続きそうです。
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