今年(2015年)の春からふるさと納税が拡充されるなんて喜んで記事にもしましたが(平成27年度ふるさと納税の変更点。住宅ローン控除を受けている人に知っておいて欲しいその内容とは?)、浮かれてる場合ではなくなってきました。
返礼割合の高い特典が4月1日以降に廃止される可能性が高いそうなんです。
ソースはマイナビニュースの以下記事。
タイトル見たときは「ほんとかよ」なんて思いましたが、記事を読んでみると信憑性は高そうです。
総務省から自治体へ「良識ある対応」の要請
記事によると、
ふるさと納税は、経済的利益の無償の供与である寄付金を活用して豊かな地域社会の形成及び住民の福祉の増進を推進することにつき、通常の寄付金控除に加えて特例控除が適用される仕組みであることを踏まえ、ふるさと納税の主旨に反するような返礼品(特産品)を送付する行為(下記)については、自粛していただきたいこと。
・換金性の高いプリペイドカード等
・高額又は寄付額に対し返礼割合の高い返礼品via:マイナビニュース
という内容が総務省から各自治体へ通達されたとのことです。
換金性の高い特典は廃止が濃厚
記事中で例として挙げられているのが次のようなもの。
- 石川県加賀市へのふるさと納税でDMM.comのDMMマネー
- 大阪府泉佐野市のピーチポイントを5,000ポイント
- 長野県大町市のQuoカード2,000円分
- 千葉県市川市のTポイント2,000ポイント
- 鳥取県西伯郡日吉津村の2,000円分or5,000円分のイオン商品券
そして総務省の通達が理由なのか上記のうち、石川県加賀市と千葉県市川市については3月末で終了(特典の変更?)が決定されているそうなんですよ。
(追記:2015.4.1現在、上記の中で廃止されたのは加賀市のDMMマネーのみです)
(追記:2015年7月に、市川市のTポイントと大町市のQuoカードも廃止決定です)
千葉県市川市のTポイント2,000ポイントは去年やりましたし、控除上限額の兼ね合いで諦めましたが長野県大町市のQuoカード2,000円分も狙ってました。
僕は和牛や海産物よりも換金性の高いものを狙っていたので、ヒジョーに残念なことです。
3月末までに申し込みするのが得策なのか?
そういったことから、マイナビの記事では換金性の高い特典・返礼割合の高い返礼品については「3月末までに申込む方が得策」と締めくくっています。
ですが僕はその点については懐疑的でして、理由は主に以下3つです。
- 27年度税制改正大綱で示された内容の詳細はまだ決定していない
- ふるさと納税ワンストップ特例制度は4月1日以降
- 今年に行なった寄附金の控除上限可能額が決まるのは来年の春
1と2については以前の記事で最後に書いた通りですが、3についてはあまり触れられなかったので次回詳しく書きたいと思います。
寄附は計画的にね♪ふるさと納税の注意点まとめ。損しないために知っておいて欲しいその内容とは。
この記事の所要時間: 約 6分18秒 さて前回の記事で、ふるさと納税は今年3月末で返礼割合の高い・換金性の高い特典が廃止されてしまう可能性があることを書きました。 繰り返しになりますが、だからと言って・・・
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