Androidの内蔵ストレージやMicroSDカード内を閲覧・操作するには、Windowsでいうところのエクスプローラのようなアプリが必要です。
よく「ファイラーアプリ」「ファイル管理アプリ」とか呼ばれてるアレですね。
ところがこれ、スマホにプリインされてることが少ないんです。
なので自分でPlayストアから気に入ったもの・使いやすいものを選んでインストールする必要があります。
有名なところでは、
- アストロファイルマネージャ
- Yahoo!ファイルマネージャー
- SolidExplorer
等々ありますが、それらを超える、これ以上ないであろうファイラーアプリを紹介します。
X-plore File Manager
特徴を簡単に書くと、
- サクサク動く抜群の操作性で
- 海外製アプリだけど日本語に対応してて
- ほぼ何でもできるくらい高機能なのに
- 無料(一部機能を除く)
といったところです。
本当に細かいところまで考えられて作り込まれたアプリという感じで、それでいてほとんどの機能を無料で提供する作者さんの太っ腹さには頭が下がります。
ちなみに、同じくらい高機能なSolidExplorerは有料(200円ちょっと)です。
ファイラーとしての基本機能
2ペインのフォルダ階層ツリー
X-plore File Managerの最大の特徴が、デュアルペイン、かつ、フォルダが階層ツリー表示されるところ。
ご覧の通り、フォルダがツリー階層表示となっています。
親フォルダをタップすると子フォルダが展開され、目的のフォルダやファイルまで画面遷移なしで辿り着けるのが素晴らしい。
ちなみに上の画像は 左のパネルが表示されている状態です。
右側のパネルに移動するには画面を左へフリックするか、画面右上に表示されてる矢印をタップします。
▼そして、下の画像は横画面にしたところ。
こうすると左右のパネルが1画面内に表示できるようになっています。
ファイル操作
フォルダまたはファイルを長押しすると、それぞれの操作メニューが表示されます。
コピー、リネーム、削除、ZIP作成とか当たり前の操作はもちろんですが、画像Exifデータの表示なんていうものまで揃ってますね。
▼そして下の画像はコピーを選択したところですが、操作が少し独特で、操作対象のファイルを表示しているパネルから反対のパネルで表示しているフォルダへコピーする形になってます。
大きいサイズのファイルをコピーするときはバックグランドで動いてくれるので、別のアプリを起動しても大丈夫です。
ちゃんとステータスバーにコピー進捗状況も表示される親切設計となっています。
設定画面
ちなみに、こちらがX-plore File Managerの設定画面。
「独自のビューアを使用」ってのは、X-ploreにはオリジナルの画像ビューア、動画ビューア、テキストエディタなどが備わっているんですが、それを使用するかどうかをここで選べるようになってるんですね。
この項目のチェックを外すと任意のアプリで画像・動画の閲覧などができるようになります。
独自ビューアの機能は簡素なので、(上の画像ではチェックが入ってますが)ここのチェックは外しておくことをオススメします。
さらに、「ルートアクセス」の設定も可能になってますよ。
僕のNexus5はrootT化してないのでアレですが、root取得済みで色々イジリたい人にはうれしい機能なんじゃないでしょうか。
各種便利機能
さて、ここまではファイル管理アプリとしての基本的な部分を紹介してきましたが、ここからはもうちょっと踏み込んだ機能について。
webストレージの追加
各種webストレージのアカウントを設定すれば、ローカルストレージと同じように階層ツリー表示されます。
対応しているwebストレージも豊富。
さらに嬉しいのが、同一webストレージを複数アカウント追加できる点です。
▼下の画像はドロップボックスのアカウントを3つ追加してある状態。
X-plore上の表示名は任意で変えられるので、上の画像では番号を振って使用頻度順に並ぶようにしています。
FTPサーバへのアクセス
IPアドレス・ユーザIDなど必要情報を設定すれば、FTPサーバへのアクセスも可能です。
上の画像は、このブログで使ってるサーバへアクセスしてる状態。簡単なCSS編集なんかがスマホからもできてしまいます。
以前は全く使ってない機能でしたが、WordPressでブログを書くようになって初めてこの機能の便利さに気付きました。
wi-fiファイル共有
wi-fiファイル共有というといまいちピンと来ないかもしれませんが、要は他のAndroid端末(要X-plore)やパソコンからスマホのストレージにアクセスする機能ですね。
上の画像の「wi-fiファイル共有」のところにIPアドレスが表示されていますが、それを同一LANに繋がってるパソコンのブラウザに入力すると、下の画像のようにスマホ側のストレージにアクセスできるんです。
また、他のAndroid端末からアクセスする場合は、X-ploreの「WiFiファイル共有」下に表示されるデバイス名をタップすることでアクセスが可能になります。
ただし、この機能を使用するにはアプリ内から寄付(課金)をする必要があります。
まとめ
他にも紹介しきれてない便利機能はありますが、キリがないのでこの辺で。
便利機能だけでなく、なによりX-plore File Managerの良さはその軽快な操作感です。
こればかりは画像と文章で伝えきれないところが残念。
あえて欠点を挙げるとすれば、日本語訳が少しおかしなところがあるところと、「WiFiファイル共有」「SSHファイル転送」などの機能が有料なことくらい。
Playストアを見ると他にもファイラー、ファイル管理アプリはたくさんありますが、迷うなら絶対にこのX-plore File Managerをおすすめします。
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