通勤や通学で電車を利用する場合、「定期券」を購入する場合が多いと思います。
サラリーマンの通勤定期なら購入費用は会社負担ですが、自営業や派遣社員の方、学生さんなどは自己負担が普通です。
乗車距離にも依りますが、これが結構な金額なので大きな家計負担になったりしますよね。
3ヶ月/6ヶ月で購入した場合の割引率
電車の定期券は、1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月と期間毎に3タイプあります。
JRの場合ですが、3ヶ月/6ヶ月で購入すると以下の通り割引が受けられます。
- 3ヶ月で購入した場合の割引率:5%、
- 6ヶ月で購入した場合の割引率:20%
6ヶ月で購入すると、なんと20%割引になるんですよ。これ、以外と知られていません。
上記はあくまでJRの場合ですが、他の鉄道会社でも6ヶ月単位の方が割引率は高く設定されています。
定期券を解約するときはどうなる?
でも、あまり長期で買うと先々転勤やら引越しやらで解約するときどうするんだってのがありますよね。
ではその点について考えてみましょう。
例)4ヶ月で払い戻しする場合
もし6ヶ月たつ前に不要になった場合でも、例えば購入から4ヶ月で払戻しを受ける場合、3カ月定期代+1カ月定期代を差し引いた額の払戻しを受けられるので、5%の割引は受けられる形になります。(別途、払戻手数料220円がかかります)
例)3ヶ月未満で払い戻しする場合
3ヶ月未満の払戻しの場合は、1ヶ月分定期代×経過月数を差し引いた額となり、1ヶ月単位で購入したのと同じ計算になるので損をするわけではありません。(払戻手数料220円は同様にかかります)
ですので、不要になった場合の払戻し手続きさえ忘れなければ、やっぱり6ヶ月単位での購入がお得ということになります。
※補足
月の途中で解約した場合でも日割りにはならず1ヶ月として計算されます。
ですので、払戻し手続きはなるべく月末付近に行なったほうがお得感があります。
長期の定期券を購入する場合の注意点
注意点として挙げておきたいのは、紛失のリスクです。
切符タイプは再発行ができない
通常の定期券(切符タイプ)を購入してしまうと、紛失時に再発行ができません。(もちろん返金もしてくれません)
残り期間が何ヶ月あろうが、無駄になってしまいますので注意が必要です。
長期で購入時はSuicaなどICカードを利用しよう
SuicaなどICカードで定期券を購入した場合、再発行手数料510円と新しいカードの預り金(デポジット)500円こそ必要になりますが、再発行が可能です。
長期での購入時は、必ずICカードを使用しましょう。
まとめ
解約時や紛失時などの考慮も必要ですが、6ヶ月単位であれば20%もの割引が受けられる長期単位での購入。
会社員の方は会社規定等によりこの方法は使えない場合もありますが、それ以外の方には絶対おすすめしたい購入方法です。
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