昨日、ある方からこのブログのある記事がアドセンス規約に違反している可能性を指摘いただきました。
ブログを書く人にとって貴重な収入源となるGoogleアドセンスですが、広告主を保護するために色々と細かな規約が定められてるんですよね。
例えば、広告主のイメージを守るために以下のようなWebページにはアドセンス広告の掲載が禁じられています。
- アダルトコンテンツ
- 個人、集団、組織を誹謗中傷するコンテンツ
- 著作権で保護されているコンテンツ
- 薬物、アルコール、タバコに関連したコンテンツ
- ハッキング、クラッキングに関連したコンテンツ
- 報酬プログラムを提供するサイト(「報酬提供」サイト)
- Googleブランドを使用しているサイト
- 暴力的なコンテンツ
- 武器および兵器に関連したコンテンツ
- その他の違法なコンテンツ
今回ご指摘いただいた記事は、確かに「報酬プログラムを提供するサイト」に抵触する可能性があるものでした。
今までは「1ページに広告3つまで」ぐらいしか意識してなかったアドセンス規約。
多少ポリシー違反しててもこんな弱小ブログじゃバレねんじゃね?なんて思ってましたけど、このブログもおかげ様で月間10万PVも目前。そろそろGoogle先生にチェックされてもおかしく無い気もするので対策をとることにしました。
特定記事で広告を非表示にすればいい
ある記事がアドセンス規約に違反する内容だからって、記事を削除したり書き直したりする必要はありません。
禁止コンテツに該当するページでだけ広告を非表示にすれば大丈夫です。
でも大抵の人はテキストウィジェットやPHPファイルにコードを記述して、どの記事でも一律広告が表示されるようにしてますよね。
そんな場合でも、ちょっと工夫すれば特定の記事で広告を非表示にする方法がありました。
プラグイン「Widget Logic」で表示をコントロールする
調べてみると方法はいくつか見つかりましたが、今回僕がやったのはWordPressプラグイン「Widget Logic」を使う方法です。
WordPress Plugins › Widget Logic
このプラグインを使うことで、各ウィジェットに対して表示する条件分岐タグを設定することができます。
このブログで使ってるWordPressテーマ「Simplicity」はアドセンス広告コード専用のウィジェットがあるので、そのウィジェットに対し表示条件を設定することで広告の表示非表示をコントロールしようってわけです。
Widget Logicをインストールして有効化すると、WordPress管理画面「外観」→「ウィジェット」のウィジェット編集時、下の画像のように条件を指定する欄が追加されます。
ここに記述した条件分岐タグにマッチする場合にだけ、そのウィジェットが表示されるようになります。
特定の個別記事で広告を非表示にする
例えば特定の投稿記事でのみ非表示にしたい場合、
!is_single( ’17’ )
と条件分岐タグを指定します。頭の!は否定の意味です。
つまり、記事IDが17以外の投稿記事でしかウィジェットが表示されません。
複数のページを指定する場合は、
!is_single( array( 17, 19, 1, 11 ) )
と指定します。この指定では、記事IDが17,19,1,11以外の記事でしかウィジェットが表示されないようになります。
!がないと指定した記事IDでのみウィジェットが表示される形になるので気をつけてくださいね。
特定のカテゴリやタグの記事で広告を非表示にする
でも今後もポリシー違反に該当するような記事を書く場合、いちいち記事IDを追加していくのは面倒ですよね。
そんな場合は、特定のカテゴリやタグに対して広告を非表示にすることもできます。
特定のカテゴリで非表示:!in_category( ‘5’ )
特定のタグで非表示:!has_tag( ‘mild’ )
カテゴリの場合はカテゴリIDを、タグの場合はタグ名(日本語もOK)を指定します。
僕は今後のことも考えて、特定のタグのときに広告を非表示にする方法にしました。
この方法だと、今後ポリシー違反に該当するような記事を書く場合でもタグに「広告非表示」を設定すれば広告が表示されません。
(Simplicityの場合は、広告336×280と広告300×250の両方に設定してください)
タグであればカテゴリに関わらず複数の設定ができるし、一番汎用的に使えるかなって思います。
知らない人からすると何だこのタグ?って感じでしょうけどw
Widget Logicを使えば自由自在
上記はごくごく一例で、Widget Logicで指定できる条件分岐タグはかなりの数があります。
条件の複数指定も可能だし、もちろんアドセンス広告以外のウィジェットにも指定できるので、使い方次第で色々なことが出来ますよ。
かなり便利なので、アドセンス広告以外のところでも使っていってみようと思います。
なお、記事IDやカテゴリIDの調べ方については以下記事が参考になりますよ。
まとめ
ちゃんと意識しないと、意外とアドセンス規約になってる記事ってあるものです。
Youtubeのミュージックビデオを載せるのも「著作権で保護されているコンテンツ」に該当するからダメなんですね。
僕も指摘いただいた記事以外にミュージックビデオを載せてたのがあったので、そっちにもタグへ広告非表示を設定しておきました。
設定した記事の一覧はこちら。
YouTubeのミュージックビデオについては、公式チャンネル等の著作権を侵害しない動画は規約違反にはなりません。
著作権侵害する形で違法にアップロードされている動画を載せた場合に、規約違反となります。
この点についてはエローラさんの記事でも触れられています。
アドセンスNG集-絶対に覚えておきたい規約違反事項一覧
今回紹介したWidget Logicを使う方法は、SimplicityやSTINGERみたいにテーマでアドセンスコード用のウィジェットが用意されてる場合に最も簡単に広告表示をコントロールできる方法だと思います。
また、single.phpなどに直接アドセンスコードを入れている場合、該当部分に今回紹介したような条件分岐タグをPHP構文に沿って入れれば同じように広告のコントロールができるはずです。
最近、何人かの有名なブロガーさんのところにもGoogleアドセンスチームからの警告が来たみたいですし、みなさんも気を付けましょう。
最後になりますが、今回ご指摘くださったOsaifuLabo(おさいふらぼ)のゆっこさん、ありがとうございました^^v
Simplicity1.7.3で記事とカテゴリを指定して広告を除外する設定が追加されました!
(ってか、この記事とほぼ同じタイミングでした^^;)
Simplicity1.7.3公開。広告を除外する「記事・カテゴリ」設定項目追加。
Simplicityをお使いの方は、最新版にアップデートすればプラグイン不要で広告が除外できます。
ただし現状は記事とカテゴリでの指定のみなので、特定のタグやその他条件を指定する場合は当記事の方法を参考にしてください。
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