夏が近づいて来ると気になる事の一つにスマートフォンの発熱問題があります。
とくに最近のスマートフォンはAndroid・iPhoneに関わらず高スペック化が進んでますので、夏場は熱くて持ってるのも辛いぐらい熱々になることもあるんですよね。
ただ熱くなるだけなら我慢もできますが、熱のせいで端末が勝手に再起動したりカメラが起動しなくなるといった問題も起こってきてしまうこともあります。(去年の夏、これでほんと困りました)
そういうわけで今回は、これからの暑くなってくる季節に向けて今のうちにスマホの熱対策を考えておきましょうねという話です。
スマホが熱くなる原因
発熱対策を考えるにあたり、まずは熱くなる原因を知ることが大事です。
そもそもスマホはなぜ熱くなってしまうのでしょうか?
高性能なCPUに対し冷却装置がない
技術の進歩に伴い、今のスマートフォンにはパソコンにも負けないほど高性能なプロセッサが採用されることが多くなってきています。
Photo by William Hook
でも考えてみてください。
デスクトップパソコンはもちろん、比較的スペックの低いノートパソコンにでさえ当たり前のように冷却ファンが備わっていますよね?
さらに本体内蔵の冷却ファンだけでは発熱を抑えきれないことも多いので外付けの冷却ファンも多く販売されています。
ところがスマートフォンには内蔵冷却ファンはもちろん、外付け用もありません。
パソコンと同じような高度な演算処理をこなしているのに、スマホにはパソコンと違い冷却装置が無いのです。
そりゃ熱くなりますね。
バッテリーの大容量化と薄型化
一昔前「スマホはすぐバッテリーが切れる!」なんて言われてましたが、最近はバッテリーの大容量化も進んで電池持ちは良くなってきました。
その分、バッテリーのサイズ大型化も進んできています。
最近のスマホはバッテリー内蔵式が多いので実際に見る機会は少なくなりましたが、本体にはかなりの大きなバッテリーが入っています。
Photo by Titanas
しかもスマートフォン本体を薄型にするためにバッテリーも薄く大きく作られているので、スマホの平面面積の半分近くを占めている場合もあります。
バッテリーもプロセッサと並んで熱を発生させる大きな要因。それが背面面積の半分を占めてるんですからね。
そりゃ熱くなりますがな。
ケースやカバーで熱がこもる
Photo by miranda.granche
Android端末でもiPhoneでも、ケースやカバーを付けてる人が大半だと思います。
落としたときのダメージから大切なスマートフォンを守れますし、デザイン性に優れたものであればドレスアップ効果も得られますよね。
特にiPhoneはオシャレなケースが多く販売されています。
でも夏場はこのケースがスマホを熱くさせる原因にもなってしまうのです。
ケースの中でも特にシリコン製やTPU製のものはスマホ本体に密着するため、熱がとても籠もりやすい状態を作り出します。
前述のとおりパソコンであれば冷却ファンと排気口により熱を筐体の外に逃す仕組みがありますが、スマートフォンにはありません。
しかも国内メーカーのスマートフォンは当たり前のように防水仕様。
パソコンのような冷却ファンはもちろん、本体内部から熱を逃がすための隙間さえありません。
そりゃ熱くなるっちゅうの。
次回は原因から考えた対策について
ということで、スマートフォンが熱くなる原因が概ね分かってきました。
そもそも近年の猛暑も原因にあるのでは?といった解決しようの無いことは気にせず、
以下の記事では今回考えた原因について対処・対策を考えてみましたので是非ご覧ください。
様々な不具合を引き起こしてしまうスマートフォンの熱暴走。夏になれば発熱度合いもすごいですから尚更です。本体が熱くなり過ぎたせいでカメラが起動できなくなったり、端末が勝手に再起動したり。今年の夏はしっかりスマホ発熱対策をとって、上記のような不・・・
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