前回の記事でENEOSでんきに切替えて1年経った感想を書きましたが、いちばん大事な電気料金は結局いくら安くなったのか?を書いてなかったので今回はその話。
結論からいうと、年間485円安くなっただけです。
[ENEOSでんき468_60-2]
どういうことやねん。ENEOSでんきなら年間約1万円安おトクになるんちゃうんかい。
と聞こえてきそうですが、これには理由があります。
電力切替えしても安くならなかった理由
その理由は単純です。電気使用量が増えたから。
以下に我が家の電力切替前2015年5月~2016年2月と電力切替後2016年5月~2017年2月について、電気使用量と請求金額を表にまとめてみました。
2015年5月~2016年2月 東京電力(従量電灯B) |
2016年5月~2017年2月 ENEOSでんき(Aプラン) |
||||
---|---|---|---|---|---|
年/月 | 使用量 (kWh) |
請求額 (円) |
年/月 | 使用量 (kWh) |
請求額 (円) |
2015/5 | 389 | 12,107 | 2016/5 | 244 | 4,227 |
2015/6 | 331 | 9,906 | 2016/6 | 316 | 7,924 |
2015/7 | 177 | 5,352 | 2016/7 | 387 | 9,459 |
2015/8 | 292 | 8,393 | 2016/8 | 415 | 9,955 |
2015/9 | 472 | 13,527 | 2016/9 | 438 | 10,375 |
2015/10 | 368 | 10,370 | 2016/10 | 405 | 9,617 |
2015/11 | 305 | 8,327 | 2016/11 | 354 | 8,475 |
2015/12 | 376 | 10,388 | 2016/12 | 530 | 12,584 |
2016/1 | 462 | 12,822 | 2017/1 | 638 | 15,153 |
2016/2 | 595 | 16,527 | 2017/2 | 803 | 19,465 |
合計 | 3,767 | 107,719 | 合計 | 4,530 | 107,234 |
電気料金の合計は切替前が107,719円で切替後が107,234円とほぼ差がありませんが、電気使用量の合計については切替前は3,767kWhで切替後は4,530kWhと、約1.2倍になってしまっています。
もちろん使用量の計測ミスではありません。これには主に以下2つの原因があります。
- 家族が増えた
- 節約より快適を選んだ
(詳細は後述します)
ENEOSでんきは電気使用量が多いほどお得
ENEOSでんきなら年間1万円以上は電気料金が安くなるはずが、電気をいっぱい使ってしまったため結果として年間485円しか安くなりませんでした。
そこで気になったのが「もしENEOSでんきに切り替えず東京電力のまま同じ電力使用量だったら、電気料金は一体いくらになったのか」ということ。
そこで、慣れないExcel(2007。OEM版)を駆使し計算してみました。
下表は切替前後の期間について実際の請求額合計とExcelで各社料金表をもとに算出した金額合計を表にしたものです。
期間 | 電気使用量 合計 |
電気料金合計 | |
---|---|---|---|
東 京 電 力 | ENEOSでんき | ||
2015年5月 ~2016年2月 |
3,767kWh | 107,719円 (実際の請求額) |
100,080円 (算出した金額) |
2016年5月 ~2017年2月 |
4,530kWh | 129,628円 (算出した金額) |
107,234円 (実際の請求額) |
(算出金には燃料費調整額を加味していません)
結果、電気使用量の少なかった期間でも7,639円、多かった期間ではなんと22,654円もENEOSでんきの方が安いということが分かりました。
ちなみに電気使用量が多いほどENEOSでんきの方がお得になる理由は、
電気使用量が多ければ多いほど、3段階単価が(東京電力にくらべ)安くなるからですね。
電気料金の節約よりも快適な暮らしを求めて
さて、ENEOSでんきに切替えて以降なぜ電気使用量が増えてしまったのか。
前述の通り、ひとつは2人目の子供が生まれたから。
赤ちゃんは電気使わんだろ!というツッコミがありそうですが、本人は使わなくても親が使うんです。乳児がいると冷暖房にも気を使いますし、夜泣きされて夜通し起きてたなんてことも結構ありました。
もうひとつは、節約よりも快適性を求めたから。
以前は電気料金を気にしてセコさ全開で妻に節電を呼びかけていましたが、子供が生まれてから、特にENEOSでんきに切替えてからは「必要なら使う」という、ある意味あたり前の生活を送りました。
「冷暖房中はドアの開閉は2秒以内!」とか、
「日中は玄関にある照明の人感センサーを避けろ!」とか、
「嵐のキーワードで自動録画するのは禁止!」とか、
そんなセコいことを妻に言わなくてもいい、普通の生活を取り戻したのです。
節約よりも大切なことは、家族みんなが快適に暮らすこと。
そしてそれができたのも、ENEOSでんきなら電気使用料が多くても電気料金を抑えられるという安心感があったからでした。
嵐の番組でHDDレコーダーの容量が埋め尽くされるという別の問題は発生していますが、その対策はまた今度考えることにします。
まとめ
本記事の内容をまとめると、
- 電気料金が安くならなかったのは使用量が増えたから
- 使用量が増えたのは節約よりも快適な生活を選んだから
- そしてそれを支えてくれたのがENEOSでんき
となります。
もちろんこれは我が家の場合であって、便利さ快適さよりも節約を重視されるご家庭も多いでしょう。
どちらにしてもひとつ言えることは、電力会社を変えることで確実に電気料金は安くなる(≒電気をいっぱい使える)ということです。
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[ENEOSでんき300_250-1]
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