プラスエリア非対応でも問題ない?海外版Xperia Z5 Compactを使ってみた感想。

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先日グローバル版Xperia Z5 CompactにAndroid6.0(Marshmallow)のアップデートが来た話を書きましたが、アップデート適用後、一気にブートローダーアンロックroot化までしてしまいました。

xperia-z5_root_1

目的はドコモのプラスエリア対応です。

 

※当初、ルート化作業の参考にさせていただいたサイトのリンクを掲載していましたが、諸事情により削除いたしました。

ただ、自分でやっておいて言うのもなんですが、bootloaderアンロックやroot化はおすすめしません。もし迷う余地があるなら止めておきましょう。プラスエリアを掴まなくったっていいじゃないですか。

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プラスエリア非対応でも電波の掴みは良好

僕がroot化した目的は、前述のとおりプラスエリア非対応のXperia Z5 Compactをプラスエリア化するため。

プラスエリア化するためにはbootloaderアンロック→root化する必要があります。

ただ、root化は簡単に終わったもののプラスエリア化は作業の難易度が高そうなので時間があるときにやろうと思っていましたが、結果的にはプラスエリア非対応のままでも(僕の生活圏内では)全く問題ない状況です。

(ちなみに挿しているSIMカードは先日MNPした格安SIMのmineo Dプラン icon-external-link )

 

確かにアンテナピクトは自宅や建物の中では1本2本になるのは日常茶飯事で、これはNexus5にワイモバイルSIMを挿して使っていたときにはない状態です。

ですがそんな状態でもデータ通信は問題なくできています。

エレベータの中や地下街の奥まったところでは0本表示になることもありますが、そのときでさえ若干スピードは落ちる気はするもののデータ通信が止まってしまうということは今のところありません。

 

ごくたまに一瞬圏外表示になる場所もありますが、そんな場合でも大抵はLTEからH表示(3G通信)に切り替わってデータ接続は維持できています。

逆に言うと、3Gに切り替わることは稀で殆どの場所でLTE通信が出来てる状態ですので、ここ数年という短期間でLTE網を整備したドコモに感心します。

root化したことを後悔中

ということで、現時点での僕の結論としてはプラスエリア非対応でも問題なしということになります。結果的にはroot化しなくても良かったというわけですね。

ロクに使ってない状況で電波掴みを確認しないままroot化したのは失敗でした。

ただ、現状XperiaZ5シリーズでroot化するにはbootloaderをアンロックする必要があります。

bootloaderをアンロックすると端末が初期化されてしまうので、やるなら本格的に使いはじめる前にやってしまいたかったんですよね。

root化することで普通は出来ないような便利なカスタマイズが出来たりもするわけですが、個人的にはデメリットの方が多いと思ってるので後悔中。。。

root化したことで使えなくなったアプリ

root化したことが原因で使えなくなったアプリがあります。

たとえばソニー製の「TV SideView」というアプリ。

TV SideViewには自宅のBDレコーダーと連携して外出先から録画予約ができたり録画した番組を視聴できるという機能があります。

番組予約についてはroot化後も問題なく使えていますが、番組視聴をしようとすると「端末がroot化されているか、root化を補助するアプリがインストールされています。著作権保護のため視聴できません。」というメッセージが表示され動画再生されません。

xperia-z5_root_2

元々それほど録画番組をスマホで見る機会は無かったので困りはしませんが、なんか残念。

 

さらに、Xperiaの特徴でもあるカメラアプリが異常終了するようになってしまいました。

標準カメラで普通に撮影するのは問題ないのですが、クリエイティブエフェクトやフェイスインピクチャーなどのカメラアプリを選択すると、

xperia-z5_root_3

問題が発生したため、「○○○」を終了します。」となってしまいます。

xperia-z5_root_4

他にも試してませんがroot化の影響で使えなくなってしまったアプリはあると思います。特にプリインされているSONYの映像や音楽関係のアプリは怪しいような。。。

あと、僕は使ってませんがパズドラが動かなくなるとか一部の銀行アプリが使えないといった情報もありますね。

bootloaderアンロックやroot化はデメリットがいっぱい

一部のアプリが使えなくなる以外にも、bootloaderのアンロックやroot化をしてしまうとデメリットは幾つもあります。

  • 作業に失敗すれば文鎮化する恐れがある
  • メーカー保証対象外になる
  • DRMキーが削除される(Xperiaの場合)

などなど。

アンロックしたbootloaderは再ロック(リロック)できますし、root化も元に戻す(アンルートする)方法はあります。

元に戻せばroot化の影響で使えなくなったアプリは使えるようになるはずですが、メーカー保証対象外になる点とDRMキーが削除されるという点はどうしようもないんですよね。

Xperiaに搭載されている高画質エンジンX-Realityやカメラのノイズリダクションなどは著作権で保護されており、DRMキーが消去されることでそれらの機能が動作しなくなります。

DRMキーの削除については削除されていないように偽装するためのパッチが公開されていますが(こちら icon-external-link )、あくまで偽装であってDRMキーが復活するわけではありません。今後のOS更新等で使えなくなる可能性も充分あります。

root化してまでプラスエリア化する必要なし!

簡単にまとめますと、

  • プラスエリア非対応でも電波感度は良好だった
  • デメリットの多いroot化してまでプラスエリア化する必要はない

ということになります。

もちろん電波感度は住んでる地域に依りますが、少なくとも埼玉中部~東京北部にかけては圏外になってしまう状況は殆どありません。地下や建物の中でも同様です。

 

最近は海外メーカーの格安SIMフリースマホが続々と国内で販売されていますよね。でもそういった海外スマホはプラスエリアに対応していないことが多いのが現状。

僕がグローバルモデルのXperia Z5 Compactを購入するうえで一番心配していたのもその点ですが、結果的には僕が日常使ううえでは殆ど問題ないことが分かりました。これは大きな収穫です。

ドコモ回線またはドコモ網を使用した格安SIM回線を使う場合、最低限、LTE網/3G網ともにドコモのメイン周波数である2100MHz帯に対応していれば大丈夫そうです。

 

ちなみに、世界各国のSIMフリースマホを格安販売する海外ショップ「Etoren.com icon-external-link 」には購入予定のスマートフォンが各国通信会社の周波数/バンドに対応しているかチェックするツールが用意されています。

xperia-z5-compact_PlusArea_1

海外製SIMフリースマホを検討されている方は試してみてはいかがでしょうか。

海外SIMフリー携帯 対応周波数互換性チェッカー  

※Etoren.comについては以下記事で詳しく書いてますので併せてお読みください。

SIMフリースマホが買えるオススメ海外ショップ比較とまとめ

先日、SIMフリーのグローバル版Xperiaを海外ショップから買った話を書きましたが、実は海外ショップからSIMフリースマホを購入するのはこれで3度目。はじめて買ったのはもう6年も前です。当時はまだスマートフォンを使ってる人は少数派だったし・・・

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