犬が熱中症になる前に。その症状と暑さ対策まとめ

犬の話
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猛暑が続いてますが、暑いのは人間だけではありません。

 

犬だって暑いんです。

当たり前ですよね、犬は体中を毛で覆われてるんですから。

 

うちで飼ってるコーギーも、真夏の日中に外へ連れだそうものならこんな感じになります。

dog-Heatstroke_1▲ドッグランでベンチの下から出てこないコギさん。

 

dog-Heatstroke_2▲車の下に入り込み出てこないコギさん。

 

dog-Heatstroke_3▲木陰から前に進もうとしないコギさん。
※道路でロングリードを使用するのは危険なのでやめましょう。

 

夏は犬にとって地獄の季節なんですよね。

 

ところで、知ってましたか?

犬も熱中症になるんです。

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犬は暑さに弱い生き物

犬ってもともとも暑さが苦手な生き物なんですよね。

気持ち的にじゃないですよ。身体的に、暑さに弱いんです。

人気ペットは欧州原産が多い

犬種も色々あるので一括りに言ってしまうのもアレですが、ペットとして人気があるのはヨーロッパ原産の犬種が多くもともと暑さに強い体になってません。

うちで飼ってるウェルシュ・コーギーもイギリスのウェールズ地方が原産です。

ちなみに、イギリス原産と言えばかっこいいですがうちのコギさんは栃木出身です。

犬は汗で体温調節できない

人間は汗をかくことで体温調整を行う機能が備わってますが、犬は汗をかきません

犬には汗腺がほとんど無く、発汗による体温調整機能がないんですね。

ですので、犬は呼吸で唾液を蒸発させて、その気化熱で体温調整を行なっています。

犬が熱中症になったときの症状

当たり前ですが、犬は喋れません。

飼い主が気づいてあげる必要があります。

暑い時期に普段と違う様子が見られたら、熱中症の可能性を疑うことが大事です。

激しい呼吸と大量のヨダレ

上述の通り、犬は呼吸で唾液を蒸発させて体温を下げようとします。

大きく口を開けてハァハァと小刻みに呼吸をしたりヨダレが大量に出ている状態は、犬が暑がっているサインです。

この状態=熱中症では無いですが、放っておけば危険が高まる状態です。

動きが緩慢になる等の異変

目の充血や歩いていてフラつくなど動きが緩慢になる、といった形で明らかに異変が出てくると、熱中症の疑いが高いと言われています。

涼しい場所に移動したり水を飲ませるなど、早急に対処してください。

重症化すれば後遺症や命の危険も

さらにヒドくなると、失神や痙攣などを起こしてしまうそうです。

こうなると命の危険がせまっている状態で、無事に一命を取り留めても脳や内臓がダメージを受けて後遺症が残る恐れもあるとのこと。

すぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

 

熱中症で失神したと思ったら単に寝てただけだった

そんなこともあるかもしれませんが、そんなのは後で笑い話にすればいいだけです。

手遅れになる前に行動することの方がよっぽど大事ですよ。

すぐに出来る熱中症予防

なってしまってからの対処も大事ですが、ならないようにする対策がもっと重要ですね。

今すぐやれる熱中症対策を以下挙げます。

散歩は朝晩の涼しい時に

基本中の基本ですが、夏は朝晩の日差しがない時間帯に散歩するようにしましょう。

朝晩でも涼しくはないかもしれませんが、日差しがないだけでもだいぶ違います。

アスファルトはなるべく割ける

日差しのあるときに散歩しなければならないときは、出来るだけアスファルトではない道を歩かせてあげてください。

真夏の日差しの下のアスファルトは想像以上に高温になります。

犬はお腹とアスファルトの距離が近いですから、日差しの照り返しも含めかなりの暑さを感じているはずです。

留守番時はエアコンや扇風機で温度調整を

外だけじゃなく、家の中だって熱中症の危険はあります。

留守番させるときは特に要注意。

可能ならエアコンを付けておく、窓を開けて扇風機を回しておく等、部屋に熱が籠もらないようにしてあげてください。

飲み水もたっぷりと用意しておいてあげましょう。

まとめ

テレビ等では人間に対し盛んに熱中症の注意を呼びかけてますが、残念ながらその声は犬には届きません。もし届いても、自分では対処できません。

だから飼い主がしっかりと対策をとってあげないと駄目なんですよね。

 

最初の方に炎天下でぐったりしてる愛犬の写真を貼ったぼくが言うのもアレですが、今は夏の日差しの強い日中はできるだけ外に連れ出さないよう気をつけています。

ワンコ飼い主のみなさん、気をつけてあげてくださいね。

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