先日「イオンはMVNOじゃない!」的な記事を書いたばかりですが、その2日後にイオンがMVNOになることが発表されました(笑)
イオンモバイルは2014年3月から、SIMフリーの格安スマホと他社SIMカードをセットでイオンスマホとして販売してきました。
イオン自体は通信サービスを提供せず、他MVNO業者のSIMカードを代理店として販売する形だったわけです。
それが2016年2月26日から、イオンがMVNOとなり自社のSIMカードの販売(通信サービスを提供)を開始するということです。
それだけならそれほど驚くことではありませんが、
本気度がスゴそうなので、イオンモバイルがどう生まれ変わるのかちょっと調べてみました。
イオンモバイルの新プラン
イオンの発表によると、イオンモバイルの新料金プランはデータプラン/音声プラン/シェア音声プランの3タイプが月間の通信容量毎に細分化され、全29プランになるそうです。
通信容量 | データプラン | 音声プラン | シェア音声プラン |
---|---|---|---|
0.5GB | – | 1,180円 | – |
1GB | 480円 | 1,280円 | – |
2GB | 780円 | 1,380円 | – |
4GB | 980円 | 1,580円 | 1,780円 |
6GB | 1,480円 | 1,980円 | 2,280円 |
8GB | 1,980円 | 2,680円 | 2,980円 |
12GB | 2,680円 | 3,280円 | 3,580円 |
20GB | 4,980円 | 5,980円 | 6,280円 |
30GB | 6,980円 | 7,980円 | 8,280円 |
40GB | 9,980円 | 10,800円 | 11,100円 |
50GB | 13,800円 | 14,800円 | 15,100円 |
新規契約の手数料はSIM1枚3,000円。
シェア音声プランは音声SIM1枚とデータSIMを2枚まで利用できるとのことです。1人で複数SIM使うのはもちろん、月額700円の追加でデータSIMを音声SIMに変更できるので、家族で通信容量をシェアして使うことも出来ます。
50GBまでのプランを用意している格安SIM業者は他にありません。当然、家族でシェアすることを想定したプランだと思いますが、ファミリー層をターゲットにしているイオンらしいですね。
また、通信容量については
- 月間の通信容量を超えた場合は200kbpsに制限。
- ただし3日間の合計が何MBまでといった制限はない
- 余った通信容量は翌月末まで繰り越せる
といったことも発表されています。
通話料については、国内通話料が30秒/20円、SMS(ショートメール)は文字数に応じて3~30円の従量課金とのこと。
最低利用期間・解約違約金なし
新しいプランでも今までと同様、最低利用期間・解約金はありません。
なお、今までの代理店方式での他社SIM販売ではイオンスマホとSIMカードのセット(お申し込みパッケージ)に限り最低利用期間・解約金がない、というものでした。
それが新しい料金プランではSIMカード契約のみでも最低利用期間・解約金がないことになります。
ただ一つ気をつけたいところが、音声プランまたはシェア音声プランで180日以内にMNP転出した場合は転出手数料が8,000円かかるということです。(それ以降は3,000円)
純解約なら本当に解約金はありませんが、MNP転出の場合は実質的に最低利用期間・解約金があるという見方もできます。
イオンモバイル生まれかわり記念のキャンペーンも
新料金プランのスタートは2016年2月26日(金)から。
それにあわせ、月額料金の割引や機種の割引販売を行なうキャンペーンも開催されます。
【スタートキャンペーンのご案内】
キャンペーン期間(お申込期間):2016年2月26日~2016年3月31日◎2GBプラン特別価格キャンペーン
2GBプランにご加入頂いたお客さまの通信料金を、2017年3月分まで下記特別価格でご提供します。
・音声2GBプラン :980円/月(通常1,380円/月)
・データ2GBプラン:480円/月(通常780円/月)◎スマホ&ルータ特別価格キャンペーン
※お一人様1台限りとさせて頂きます。
下記、イオンモバイル商品の本体価格を特別価格でご提供します。
・イオンモバイル ARROWS M01:14,800円(通常29,800円)
・イオンモバイルWiFiルータ Aterm MR04LN AB :19,800円(通常25,920円)
スマホ&ルータ特別価格キャンペーンは在庫処分感が強くてオススメできませんし、月額料金の割引も2GBプラン限定なのは残念ですね。
まとめ
スタートキャンペーンには魅力を感じませんが、新料金プラン自体は各通信容量で他社と較べ1,2を争う低料金なのは間違いありません。
キャンペーン内容がショボいのも、新料金プランの内容だけで他社に対抗できるというイオンモバイルの自信のあらわれでしょうか。
なお、2月26日から全国のイオン429店舗で一斉に取り扱いを開始するものの、当日の契約・端末購入に対応するのは213店舗のみで、残りの店舗では後日の配送となるようです。
それでもMVNOとして他社を圧倒する取り扱い店舗数。業界最安級の料金もあわせ、後発ながらもイオンモバイルは格安SIM業界に新風を巻き起こしそうな予感がします。
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