格安スマホとして話題のイオンスマホ。
実機レビュー第三弾はVAIOPhone VA-10Jです。
KYOCERA S301はイオンスマホ第5弾として2015年3月に発売されました。
製品発表時はVAIOブランド初のスマートフォンとして話題になっていましたね。
ただその後、仕様と価格が発表されると「残念スペック」「割高だ!」などと酷評されていましたが。。。
さて、そんなVAIOPhoneの主要スペックについては下表をご覧ください。
機種名・型番 | VAIO Phone VA-10J |
---|---|
サイズ | 約 71.3×141.5×7.95mm |
重量 | 約130g |
バッテリー容量 | 2,500mAh |
OS | Android 5.0 |
CPU | 1.2GHz クアッドコア |
メモリ(RAM) | 2GB |
ストレージ(ROM) | 16GB |
外部メモリ | 最大64GB(microSDXC) |
SIMカード | microSIM |
ディスプレイ | 5.0インチ |
1280 × 720(HD) | |
カメラ | メイン:約1,300万画素 |
サブ:約500万画素 | |
防水 | × |
防塵 | × |
耐衝撃 | × |
おサイフケータイ | × |
国産のはずですが防水には非対応です。
さらにおサイフケータイもなければNFCすらありません。
OSこそAndroid5.0(Lolipop)であるもののCPUは1.2GHz クアッドコアと、他のローエンド~ミドルエンド機と大差ありません。
VAIOブランドを冠して発売された機種としては期待外れ感が強く、酷評されてしまった理由も頷けます。
外観・デザイン
それでは、デザイン・外観を見ていきましょう。
外観は光沢のあるピアノブラックで、なかなか高級感があります。
背面のVAIOロゴもカッコいいですね。
一方で、指紋汚れが目立ちやすいのが残念なところ。
電源ボタン・音量ボタンは右サイド部分に並んでいます。
左サイドにはMicroSDカードスロット。
端末上部にはイヤホンジャック。(赤矢印部分)
端末下部にMicroUSB端子です。
非常にスッキリとしたデザインで、個人的には好感が持てます。
なんだかんだ言ってもVAIOロゴはやっぱり所有感を満たしてくれる存在ですしね。
ホーム画面など
続いて、ホーム画面を見てみましょう。
外観と同じくスッキリとしていて好感が持てます。
続いてアプリドロワーですが、
こちらもシンプルです。余計なプリインストアプリも入っていません。
続いてロック画面。
こちらもホーム画面と同様、シンプルかつスタイリッシュです。
こちらはステータスバーを引き下ろしたところにあるクイックパネル。
必要な設定ボタンは一通り揃っています。
使用感
実際に一日使ってみた感想ですが、ネットで酷評されるほど悪い端末ではないと感じました。
見た目も高級感ありますし(指紋は付きやすいですが…)、処理もサクサク・キビキビ動いてくれます。
CPU性能はそれほど高くないのに処理レスポンスが良いのは、余計なプリインストアプリが無くメーカーカスタマイズもほぼ行われていない素のAndroidに近いからでしょうか。
たった一日ですがVAIOPhoneを使ってみて、僕が少し前まで使っていたNexus5を思い出しました。
余計なカスタマイズが行われていない素のAndroid5.0は使っていてストレスを感じません。
発売当時あれだけ酷評されたのは、VAIOブランド
ということに対して過剰な期待をしてしまった人達の憂さ晴らしだったのかもしれません。
価格と月額料金
VAIOPhone VA10Jの価格ですが、
- お申し込みパッケージ:51,000円(税込55,080円)
となっています。
SIMカードとスマホ本体がセットのお申し込みパッケージのみの販売で、VAIO Phone単体での販売はありません。
セットのSIMカードは日本通信(b-mobile)です。
なお、イオンスマホのお申し込みパッケージなので最低利用期間や解約違約金もありません。
ただ一つ残念なのは、他機種のお申し込みパッケージと異なり月額料金の割引はありません。
VAIO Phone(VA10J) レビューまとめ
発売当時はさんざん酷評されたVAIO Phoneですが、たしかにスペックはそれほど高くないものの思ってた以上に良い端末でした。
ただ、防水非対応・おさいふケータイ非対応(NFCも非対応)なのに5万円超えという価格を考えると、格安スマホと呼ぶにはちょっと抵抗ありますね。
他のイオンスマホはスマホ初心者などエントリー層向けの機種が中心ですが、VAIO Phoneについては(パソコンの)VAIOファンや一部のマニア向けを販売ターゲットにしているのかもしれません。
コメント