「はーひーふーほー」
「いやいや、へが抜けてるよ」
「はーひへーふーほー」
「ふとほの間にへが入るんだって」
「はーひふーへほー」
…最近よく息子とこんな会話(?)をしています。
この「はーひふーへほー」っていうのはアンパンマンにとって宿命のライバル、ばいきんまんのセリフです。
いや、ライバルって表現は適切じゃないかも。いつもアンパンマンが勝ってますから。
たまにピンチになることもあるけど、最後は必ずアンパンマンが勝ちます。
なんていったって正義の味方、みんな大好きアンパンマンですからね。
アンパンマンよりもばいきんまんが好き?
うちの息子、アンパンマンというアニメが大好きです。
でも主役のアンパンマンが大好きかっていうとそうでもないようで、どうやら脇役達の方が好きみたいなんですよね。
特に悪者が好きみたいで、一番のお気に入りがばいきんまんです。
はひふへほ以外にもよくこんなセリフを家の中で叫んでます。
- ばいきんパーンチ
- よくもやってくれたなー
- おぼえてろよー
- このー
どれもバイキンマンのセリフですね。
あんパンチ・しょくパンチ・カレーパンチもたまに叫びますが、ばいきんパンチが間違いなく一番多いです。
そういえば初めて横浜アンパンマンこどもミュージアムに行ったときに買ってあげたのもこれでした。
ほかほかアンパンマンシリーズ だだんだん
うちの息子は「ばいきん号」って呼んでますが、正しくは「だだんだん」です。
僕もよく段田男(だんだだん)と呼び間違えてしまいますが、だだんだんです。
ばいきんまんが乗る巨大ロボットですね。
余談ですが息子がパパという言葉を覚えた当時、なぜかアンパンマンの絵本に載ってる「かびるんるん」を指差して、パパ!パパ!と言ってました。
かびるんるんと言えば、ばんきんまんの子分です。
ばいきんまん以外にも、最近はこおりのじょおうとこおりおにっていうのがお気に入りみたいですね。
こおりのじょおうの高笑いを真似して「あーはっはっはっ!」って言うのが今の息子のマイブームです。
悪役好きな子供は意外と多い
そんな感じなのでちょっと(人格的に)心配になってしまってますが、聞くところによると悪者好きな子供って結構いるみたいなんですよ。
妻(のママ友情報)によれば、うちと同じようにばいきんまん好きの子供って少なくないそうです。
考えてみれば、ばいきんまんって悪役なんだけれど憎めないキャラなんですよね。
色々な人に悪さをするけど仲間には優しくて、自分のやりたいことに一生懸命で、色んなメカを作ったりと器用なんだけれどおっちょこちょいなところもあって。
人間味に溢れてますよね。(人間じゃないけど)
こおりのじょおうやその他の悪者も、みんな自分の欲求を満たすために他者を犠牲にしようとするところは、ある意味、人間の本質なのかもしれません。(人間じゃないけど)
子供、特に幼児のうちって自己中心的で基本的に自分のことしか考えてません。
ですから、自分の考え方や行動に近い悪者を好きになってしまうんじゃないかなんて気がします。
いつか正義の味方になれる日が来るさ
そういった意味では、子供が悪役を好きだからって心配するようなことじゃないのかもしれません。むしろ成長過程の1つなのかも。
ですから、成長に合わせてだんだんと人の気持ちも想いやれるようになって、いつかきっと正義の味方を好きになってくれる日が来ると信じたいと思います。
その日がくるまで息子と一緒に叫び続けようかな。
はーひふーへほー
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